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CLデビューの日本人DFは「急速に吸収している」 森保監督が将来性に期待「ハングリーにトライを」
森保監督がシュツットガルトで台頭しつつあるチェイス・アンリに言及
日本代表を率いる森保一監督は9月21日、J1リーグ第31節のFC町田ゼルビアと北海道コンサドーレ札幌の試合を視察。試合後にはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のレアル・マドリード戦(1-3)でCLデビューを果たしたドイツ1部シュツットガルトに所属する20歳のDFチェイス・アンリへの期待も口にした。
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この日、Jリーグを視察した森保監督だが、欧州組の戦いぶりも見続けている。「CLは見させてもらって、モナコがバルサに勝ったり、全員で12人の日本人が出ていて、また日本のレベルがさらに上がってきたなと感じています。また、この先のCLで勝っていくチームに日本人選手がどれくらい残れるかを見ていきたいなと思っています」と、開幕したばかりのCLについて言及した。
森保監督の言葉通り、今シーズンのCLには史上最多となる12人の日本人選手が登録されている。9月17日の開幕戦では、フランス1部ASモナコの日本代表MF南野拓実がFCバルセロナ戦の勝利に貢献するなど、日本人選手の活躍が光った。
選手たちに強い個の力を求める森保監督は、世界最高峰の戦いの中で活躍する日本人選手の出現を期待している。「それ(ビッグクラブ相手の活躍)がすべてではないですけど」と前置きをしたうえで、「基準として見ているところはすごくあります。CLでも優勝を狙えるようなチームと日本人選手がどれだけやれるのかという個々の局面は見ていますし、普段のリーグ戦でもより上位のチームであったり、より世界的に力のあるチームと日本人選手、我々日本代表の候補選手がどれだけできるかは見ています」と、基準を口にした。
CL第1節ではアンリがスペイン1部レアル・マドリード戦に後半18分から途中出場。ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールとのマッチアップでは、世界有数のドリブラーを封殺する場面もあって大きな注目を集めた。
日本代表の9月シリーズでは、パリ五輪にも出場した20歳のDF高井幸大がA代表デビューを果たしたばかりだが、サッカーを本格的に始めて8年でレアルと世界最高峰の舞台で戦った20歳にも、指揮官から熱い視線が送られている。
「1試合1試合、変わっていく様が見られるので。本当に経験の浅い選手、若い選手の成長速度は速いなと思います。また、彼も代表キャンプには一度、来てもらったことがあるので。継続して彼のことも見て行っていますし、より結果を出して、日本の戦力になってもらうことを期待しています。いろんなことを急速に吸収している時だと思いますので、自分の力を高めるために、本当に野心を持って、ハングリーにトライしてほしいなと思います」
森保監督はアンリへの期待を口にしていた。
(河合 拓 / Taku Kawai)