日本代表DF、23億円で放出浮上 「多才」と海外評価も…プレミア名門を悩ませる“厳しい決断”
アーセナル冨安健洋にインテル関心報道、去就動向に英メディア見解
イングランド1部アーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋に対して、イタリア1部インテルからの関心が伝えられている。英メディア「Arsenal Insider」はアーセナル加入後に負傷に苦しめられている冨安の放出の可能性について「難しい決断を下さなければならないかもしれない」と伝えている。
2021年夏にイタリア1部ボローニャから加入した冨安は今季アーセナルで3シーズン目を迎えた。最終ラインを幅広くカバーする存在としてミケル・アルテタ監督からの信頼は厚いが、7月に膝を負傷して開幕を前に戦線離脱。プレシーズンをリハビリに費やし、まだ復帰の目処は立っていない。
そんな冨安についてイタリアメディア「interlive.it」ではイタリア王者のインテルがDFヤン・ビセックの後釜として冨安に注目しており、評価額は1500万ユーロ(約23億円)として報じられていた。ボローニャでの実績があることからイタリアのクラブからの関心はこれまでにも何度か伝えられてきた。
「Arsenal Insider」は「冨安は驚異的な選手で、その多才さはどんな監督にとっても夢の選手だ」と冨安を称賛しつつ、その一方で「アーセナルに移籍してからは負傷によって非常につらい時期を過ごしてきた」と現状についてレポート。そしてイタリアで浮上した移籍の噂を受けて、次のように言及していた。
「彼がフィットしている状態であれば、冨安の価値はアーセナルにとって計り知れないほど大きい。この日本代表DFはバックラインのどのポジションでもプレーでき、求められればセントラルMFとしての役割もこなすことができるだろう。これほど多才な選手は世界にもそう多くはない。冨安はベストの状態であれば間違いなくワールドクラスだが、負傷のせいで信頼が薄れている。そのため、アーセナルは今後の2つの移籍ウインドーのどちらかで冨安を放出するという厳しい決断をする必要があるかもしれない」
移籍の噂の信憑性については不明だが、同メディアは「ガナーズ(アーセナル)はイタリアメディアで言及されていた1250万ポンド(≒1500万ユーロ/約23億円)以上を要求する必要があると我々は考えている」と冨安の価値は伝えられている市場評価額よりも大きいものだろうとも主張していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)