モウリーニョ監督の目に香川は…

　チチャリートこと、メキシコ代表FWハビエル・エルナンデスは2010年にユナイテッド入り。鋭い決定力でスーパーサブとして重宝されていたが、2014年夏のファン・ハール政権誕生とともにレアルに期限付き移籍。翌年レバークーゼンに完全移籍していた。

　ウェルベックはユナイテッド生え抜きのイングランド代表FWで、14年に宿敵アーセナルに放出されていた。前線の3人はモウリーニョ監督なら絶対に放出しなかったという。

　モウリーニョ監督の口から香川の名前は出なかった。スペシャルワンの異名を持つ指揮官がレアルを率いていた時代、ドルトムントで躍動する日本代表MF香川真司の獲得に乗り出していた。移籍後1年目はアジア人初のハットトリックを決めるなどのインパクトを残し、ユナイテッド最後のリーグタイトルに貢献したが、モウリーニョ監督の目に「絶対に放出しなかった選手」とは映らなかったようだ。

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フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images