日本人MFの活躍は「とても重要」 指揮官が称賛「すべての選手にとって助けに」
クリスタル・パレス監督が鎌田を称賛
イングランド1部クリスタル・パレスは現地時間8月27日、カラバオ・カップ2回戦でノリッジと対戦し4-0の快勝を収めた。この試合でスタメン出場した日本代表MF鎌田大地は、1ゴール1アシストを記録し勝利に貢献。クリスタル・パレス公式サイトではオリバー・グラスナー監督も鎌田を称賛している。
鎌田は2シャドーの一角でスタメン出場すると開始早々に結果を残す。前半2分、裏に抜け出した鎌田はFWマテタからのスルーパスを受けると相手GKを冷静にかわし、右足で流し込んで先制点を奪った。鎌田はこれがクリスタル・パレスでの公式戦初ゴールとなった。さらに後半12分には、鎌田のクロスからマテタがオーバーヘッドシュートを決め、鎌田は1得点1アシストとなっている。
この試合を振り返り、グラスナー監督は「とても前向きでとても重要な試合だった。プレミアリーグで2連敗を喫したあと、流れを変えたかった。素晴らしいスタートを切り、素晴らしいゴールを挙げることができた。ただ十分な自信はなかったのが見て取れた。2つ3つ単純なミスがあり、相手も切り替えが早く危険だった。ディーンの素晴らしいセービングもあったし、VARがないなかで2つのオフサイドになったゴールもあった。ハーフタイムに2つか3つのことを対応して、後半はとても良くなった。2つ目のゴールが決まってからは、選手たちの肩から何トンもの重りが取れたような感じだったことをみんなが見たと思う」と試合を振り返った。
フランクフルト時代には、ともにUEFAヨーロッパリーグ制覇を成し遂げた鎌田について、グラスナー監督は「映像で彼のリアクションを見た。彼がどれだけプレッシャーを感じ、自分にかけていたか。彼が得点してアシストしたことは、とても重要なことだ。この先の数週間、すべての攻撃的な選手にとって助けになるだろう」と、鎌田にとっても流れの変わる試合になることを期待した。
(FOOTBALL ZONE編集部)