高校2年生で独1部から年俸2000万円オファー「行きたかった」 元五輪代表MFが明かす“幻の海外移籍”

東京V時代の廣長優志氏【写真:産経新聞社】
東京V時代の廣長優志氏【写真:産経新聞社】

廣長優志氏がドイツ1部シュツットガルトからのオファーを回想

 かつてアトランタ五輪にU-23日本代表の一員として出場した廣長優志氏が、同世代である元日本代表MF前園真聖氏のYouTubeチャンネル「おじさんだけど、遊んでもいいですか?」に出演。プロ入り前に、ドイツ1部クラブから年俸2000万円のオファーを受けていたことを振り返った。

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 廣長氏は桐蔭学園高から1994年にヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)に加入。98年にガンバ大阪へ期限付き移籍、ヴェルディ川崎への復帰を経て、その後横浜FC、セレッソ大阪でプレーした。現在はジュニア世代の指導に携わっている。

 1996年のアトランタ五輪で共闘した前園氏の公式YouTubeチャンネルに出演した際、プロ入り前の出来事について回想。高校3年になる春休みの3月、ドイツでの国際大会で優勝し、得点王とMVPをダブル受賞した廣長氏の元に、ブンデスリーガ優勝計3回のドイツ1部シュツットガルトからオファーがあったという。

「これホンマやねん」

 李国秀監督(当時)との夏の進路相談で「ドイツどうする?」と尋ねられ、両親とも意思確認してドイツへ行く決断を下したが、驚きの展開が待ち受けていた。

「もちろん行くに決まってる。ドイツ行きたいですと言ったら、『ヴェルディ決まったから』と言われた。ヴェルディだからまだ良かった。日本一人気、一番のチーム。日本でやるならヴェルディしかないと。たしか年俸2000万円とかだった。もし行っていたら、もちろんヴェルディでの経験もないし、(アトランタ)オリンピックもなかったかもしれない」

 廣長氏は、「行きたかったわぁ、ドイツ」と笑いながら“幻の選択肢”を振り返っていた。

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