ラ・リーガデビューの日本人FWは「素晴らしかった」 名門レアル相手のプレーを指揮官評価
マジョルカは今季開幕戦でレアル相手に1-1ドロー
スペイン1部マジョルカに新加入した日本代表FW浅野拓磨は、現地時間8月18日に行われたラ・リーガ開幕節レアル・マドリード戦(1-1)に右ウイングとして先発出場。後半27分までプレーしたなかで、スピードを生かした背後への抜け出しでシュートを放つなど王者相手に確かな存在感を示した。ハゴバ・アラサテ監督は浅野とDFホアン・モヒカの新戦力2人の活躍を名指しで絶賛していた。現地紙「Diario de Mallorca」が報じている。
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マジョルカの本拠地で行われた今季のオープニングゲーム。試合は前半13分にブラジル代表FWロドリゴの鮮やかな右足シュートが決まってレアルが先制した。しかし、マジョルカは粘り強く戦い、王者に食らい付く。同42分には右サイドから左サイドに流れてDFの背後に抜け出した浅野がフランス代表DFフェルランド・メンディを振り切り、シュートを放つもこれはベルギー代表GKティボー・クルトワに防がれた。
そして迎えた後半8分、マジョルカはコーナーキックからコソボ代表FWヴェダト・ムリキがヘディングで同点ゴールをゲット。終了間際にはメンディが一発レッドで退場となったこともあり、試合はそのまま1-1でドロー決着となった。マジョルカはレアルを相手に価値ある1ポイントを手にした。
チームを率いるアラサテ監督は試合後のインタビューで、「これが我々の望んでいたムリキだ。ボールがないところでも私たちを助け、チームに活力を与えてくれた」と貴重な同点ゴールを決めたムリキの活躍を評価。さらに、「モヒカもタク(浅野)も素晴らしい試合をした。新しい2人は素晴らしかった」と今夏に加入したコロンビア代表DFモヒカと浅野のことも絶賛していた。
これがラ・リーガデビュー戦となった浅野はマッチアップしたメンディを手こずらせるなど、自慢のスピードが通用することを証明し、指揮官もそのパフォーマンスには満足している様子だった。次節オサスナ戦では初ゴールの瞬間が訪れるだろうか。