冨安健洋、9月W杯最終予選の招集に影響大 英開幕は絶望「アルテタが大打撃を認めた」
アルテタ監督が負傷中の冨安について状況を説明
イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋は膝の負傷によりプレシーズンのアメリカツアーを欠席するなど負傷離脱が続いている。ミケル・アルテタ監督はさらに数週間の離脱となることを明かし、プレミアリーグ開幕には間に合わないことが確実となった。英地元紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」は「アルテタが大打撃を認めた」「復帰はまだ遠い」と報じている。
新シーズンに向けたプレシーズンのテストマッチで欠場が続いている冨安。アメリカへのツアーには帯同せず、チームがイングランドに戻ってきてから行われたレバークーゼン、リヨンとの試合にも出場はできなかった。
「ロンドン・イブニング・スタンダード」紙によれば、アルテタ監督は冨安について「残念ながら、まだ数週間はかかると思う。トミ(冨安)は気の毒なこと。彼はいつも全力で取り組んでいるからね。だが、彼は我慢強く、取り組む必要がある。まだ数週間かかる」と語った。チームのために懸命に働きながら、またも怪我との戦いに苦しめられる冨安の状況を嘆いている。
最終ラインを広くカバーする冨安はアルテタ監督からの信頼も厚いがアーセナル加入後はなかなかシーズンを通して出場することができていない。冨安と同じくセンターバックと左サイドの兼任が予想され、イタリア代表でも台頭するDFリッカルド・カラフィオーリが加入するなどポジション争いは激しさをますなかで、貴重な準備期間を棒に振ったのはまさに痛恨といえるだろう。
アーセナルは17日のプレミアリーグ開幕戦でウォルバーハンプトンと激突。その後、アストン・ビラ、三笘薫が所属するブライトンとの対戦が続く。さらに9月にはワールドカップアジア最終予選も控える。8月下旬には発表される日本代表へも影響するだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)