ブラジルW杯優勝「栄光の独代表23選手」は今? 日本上陸の王子、失職した万能型、病魔と闘う天才…

我が道を行く“王子”「らしさ続けている」

 FWトーマス・ミュラーはバイエルンとドイツ代表に不可欠な存在だが、「キャリアで初の危機的状況を乗り越えようとしている。ゴールへの渇望を時に失ったように見える」と今季苦しんでいるという。

 ガラタサライFWルーカス・ポドルスキーは2016年の欧州選手権後に代表引退を表明。トルコリーグの今季終了後にJ1ヴィッセル神戸に移籍することが決まった。「現在トルコにいるが、彼は2017年夏に日本に向かう。ポルディらしさを続けている」と、ポルディ王子の異名を持つスターの我が道を行く様をこう評している。

 アンドレ・シュールレはヴォルフスブルクからドルトムントに今季移籍した。「移籍を愛している。現在ドルトムントにいるが、まだ輝けていない」と定位置確保に至らない現状を浮き彫りにされているドイツ代表のヨアヒム・レーブ監督から招集されているが、「ルロイ・ザネのような若者が序列で前に来ているように見える」と苦境を迎えつつあるという。

 栄光の23人はすでにクローゼが現役引退し、ラームも続こうとしている。かつての名手たちは今、様々な岐路に立たされているようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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