「非常に多才」な日本代表MFの新天地ポジションは? 起用法に現地見解「答えが出た」

鎌田はトレーニングでボランチの一角でプレー【写真:徳原隆元】
鎌田はトレーニングでボランチの一角でプレー【写真:徳原隆元】

鎌田はトレーニングでボランチの一角でプレー

 イングランド1部クリスタル・パレスへと移籍した日本代表MF鎌田大地は、フランクフルト時代の恩師オリバー・グラスナー監督との共闘が注目されている。新天地のプレー位置について、現地メディアは練習風景から考察を展開した。

 イタリア1部ラツィオで昨季を過ごした鎌田。イゴール・トゥドール監督が就任後にチームの中心なり、出番を増やす。公式戦38試合で2ゴール2アシストの結果を残した。シーズン後、契約解除条項の金額で折り合いがつかず退団となっていたなか、フランクフルト時代の恩師グラスナー監督率いるクリスタル・パレス入りが決まっている。

 地元メディア「WE ARE PALACE」では、そんな鎌田が新天地でプレーするポジションについて言及。ラツィオではボランチの役割を主になっていた鎌田について「グラスナーはこの日本代表選手のことを熟知しており、クリスタル・パレスに引き入れた以上、彼をどのように起用するかというプランを持っているに違いない。プレシーズンの準備が熱を帯びるなか、鎌田がどこでプレーすることになるのか、その答えが出たようだ」と練習でのプレーシーンをフォーカスし考察している。

 クラブの公式YouTubeチャンネルで鎌田のトレーニング風景も公開され、その映像に「WE ARE PALACE」も着目。鎌田は「非常に多才で、入団当初は攻撃的MF、中盤、左ウイングバック、さらにはトップ下など、複数のポジションでプレーできると考えられていた」としつつも「映像の中で鎌田は復帰したシェイク・ドゥクレと並んでセントラルMFを務めていた」と紹介している。

 ハーフコート形式のトレーニングで中盤のセンターを務める姿をピックアップし「鎌田は何本か素晴らしいパスを出しており、彼がなぜそのポジションにいるべきなのか、そしてグラスナーがなぜ鎌田をそこまで欲しがったのかが良く分かる」と、ボランチでの起用について太鼓判を押していた。

 相方となったマリ代表MFシェイク・ドゥクレは、2022年夏よりクリスタル・パレスに加入。移籍1年目から主力としてプレーしていたが、昨季はアキレス腱断裂の怪我で公式戦12試合のみの出場だった。プレシーズンにピッチに戻り元気な姿を見せている。記事では「グラスナーがセントラルMFのコンビに誰を選ぶかは非常に興味深い」としつつ、鎌田と復帰したドゥクレのスタート予想を開幕前に報じていた。

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