長谷部の偉業達成で独誌がブンデス歴代日本人選手に注目 「道を切り拓いた」と奥寺氏の功績称える

 

フライブルク戦で長谷部が通算235試合出場、ブンデス日本人で歴代トップに立つ

 フランクフルトの日本代表MF長谷部誠は、5日のフライブルク戦で3バックの中央で先発出場を果たし、ブンデスリーガ通算出場数を日本人歴代トップの235試合に伸ばした。じつに31年ぶりとなった記録更新を受けて、ドイツでの日本人レジェンドの功績も再評価されている。ドイツ地元誌「フォークス」も、「235試合出場 長谷部が日本人単独出場記録」と報じている。

 チームはフライブルクに1-2と敗れ4連敗を喫したが、実直なキャプテンがブンデスリーガで打ち立てた金字塔にはドイツメディアも注目していた。

「フランクフルトでの日曜日のフライブルク戦で235試合出場を達成し、ブンデスリーガでの日本人単独記録を樹立した」

 記事ではヴォルフスブルクで135試合、ニュルンベルクで14試合に出場し、ヴォルフスブルク在籍時の2008-09シーズンにドイツ王者に輝いた実績を紹介。併せてこれまでの記録保持者であった奥寺康彦氏(横浜FC会長)の、パイオニアとしての功績も記されている。1977年から86年までケルン、ヘルタ・ベルリン、ブレーメンで活躍し234試合に出場。77-78シーズンにはケルンで、ドイツ国内二冠を達成した。「初めての日本人選手のエリートクラスとして、極東からさらなる選手がやって来るための道を切り拓いた」と、奥寺氏の功績が讃えられている。

 

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