負傷交代のスソは軽傷か 次節ユベントス戦の先発も浮上、本田の苦境に変化なし

キエーボ戦の前半に痛みを訴えオカンポスと交代も大事に至らず

 ACミランのFWスソは、現地時間4日に行われた本拠地キエーボ戦の前半34分に負傷交代となったが、思いのほか軽傷である見通しが明らかになったという。イタリア衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じている。

 スソは今季のミランで日本代表FW本田圭佑とのレギュラー争いを制し、右ウイングで絶対的な存在としてプレーしている。その一方で、疲労の蓄積が懸念されているが、この日のゲームでそれが現実になった。筋肉の痛みを訴えて、FWルーカス・オカンポスと交代した。

 しかし、筋肉の損傷は軽度のもので、次節の王者ユベントス戦への復帰は楽観的との見通しが報じられている。スソに代わって出場したオカンポスも、後半終了間際にドリブルでのカットインからPK獲得のプレーを見せたが、ユベントスとの大一番にスソが復帰できる可能性があると報じられた。

 キエーボ戦でスソが負傷となりながら交代の声がかからなかった本田にとっては、ピッチへの距離が遠ざかったままになりそうだ。今季、約100分間のプレータイムしか得られず、ベンチで“氷漬け状態”の本田は、アメリカMLSのシアトル・サウンダースへの移籍も取り沙汰されている。絶対的レギュラーの負傷によって状況に変化が生まれるかと思われたが、厳しい現実に変わりはなさそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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