金欠ミラン、身売り完了が三度目のドタキャンに 中国側の資金調達が難航…名物オーナー激怒!

 

ベルルスコーニ会長は「入金されるか、さもなければ私がクラブを続ける」と宣言

 ACミランは累積赤字の影響で低迷を続けているなか、中国人オーナーグループへの身売りが発表されているが、中国人側の買収資金調達が間に合わず、身売り完了が三度目のドタキャンを迎えた。ミランの名物オーナーでイタリア元首相のシルビオ・ベルルスコーニ会長は背信の中国人に激怒。「入金されるか、さもなければ私がクラブを続けるか、だ!」と激怒しているという。イタリア通信社「Agi」が報じている。

 ベルルスコーニ会長が総帥を務めるミランの親会社「フィニンベスト」は昨年中国人投資グループ「シノ・ヨーロッパグループ」と身売りで完全合意に至っていた。

 だが、中国側がミラン買収資金を調達できず、3月3日に予定されていた買収額の振り込みは三度目の延期となった。二度目の1億ユーロ(約120億円)のディポジットを支払う代わりに、30日間の買収延期になったという。

 資金調達に難航する中国サイドに疑念を強めるミラン総帥が激怒しているようだ。「入金されるか、さもなければ私がクラブを続けるか、だ!」と周囲に宣言。中国サイドの出方次第では、来季以降もベルルスコーニ一族がクラブ経営を続行する意向を示しているという。

 

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