久保建英を「思いとどまらせた」 地元紙報道…本人“意欲的”もソシエダ説得
プレシーズンからソシエダでプレーする予定
日本サッカー協会(JFA)は7月3日にパリ五輪に臨むU-23日本代表メンバー18人を発表した。発表された18人の中には予定通り、スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英の名はなかった。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は久保の選外について「非常にいいニュース」と伝えている。
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久保は6月に行われたU-23日本代表のアメリカ遠征に不参加。パリ五輪本大会へのメンバー招集はA代表とは違い拘束力がなく、クラブ側に拒否権があるため、JFAの山本昌邦ナショナルダイレクター(ND)は「鈴木唯人、久保はFIFAルールでIW(国際Aマッチウィーク)以外は招集できません。そのなかで、クラブは招集できないという結論に現状なりました」と説明していた。
やはり、最終的にも本大会の招集メンバー入りは叶わず。同紙は「プレシーズン初日からリーガ開幕までチームの大スターの1人を頼りにできるだろう」と、“残留”を喜んだ。クラブ側が拒否した理由としてはリーグ戦、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)、カップ戦に加えて、日本代表でもフル稼働。1月、2月にはアジアカップにも参加したことから「試合と移動の負担が大きすぎるという根本的な理由を挙げて、この大会への参加を思いとどまらせた」と伝えた。
同紙の記事ではU-23日本代表を率いる大岩監督の意図は久保を招集して「パリで代表チームのスターになってもらうこと」だったと指摘したうえで、久保自身も「行くことに意欲的で興奮していたが、ソシエダのコーチたちは彼にドアを閉めるように促した」と、説得して拒否に踏み切ったと伝えた。
大岩ジャパンは久保だけではなく、MF鈴木唯人(ブレンビー)やMF松木玖生(FC東京)の招集も叶わなかった。日の丸を背負って臨む18人のパリ五輪代表メンバーには全力を注いでもらいたいものだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)