リバプール遠藤は「期待以上の活躍」もオフに補強か 英記者指摘「長期的な解決策ではない」
遠藤航は今季公式戦43試合に出場
イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は加入1年目だった今季、守備的MFとして高い評価を受けつつ、英メディアは来季の補強も予想している。英紙「リバプール・エコー」の番記者は、守備的MFにおいて遠藤は「長期的な解決策にはならない」と指摘している。
現在31歳の遠藤は昨夏にドイツ1部シュツットガルトから移籍期限直前に加入。当初はポジション争いでバックアッパーに甘んじていたが、今年に入って4-3-3のアンカーポジションでスタメンに定着し、最終的に公式戦43試合に出場した。
来季からはユルゲン・クロップ監督に代わってアルネ・スロット監督が指揮を執るなかで、英地元紙「リバプール・エコー」は番記者たちがオフの動向について予測。テオ・スクワイアー記者は「リバプールは今夏、4つのポジションを強化する。攻撃(できれば右ウイングのモハメド・サラーに代わる選手)、守備的MF、センターバック、そしてGKだ」と指摘した。特に重要度が高いのは、守備的MFだという。
「しかし、スロット監督はどれを優先するのだろうか。もし私が決断を下す側なら、最初に注目するのは新しい守備的MFだ。シュツットガルトから1625万ポンド(約32億6000万円)で移籍した遠藤航は、レッズがモイセス・カイセドやロメオ・ラビアを逃したあとに獲得しただけに、期待以上の活躍を見せた。しかし、この日本人は長期的な解決策にはならない。また、ステファン・バイチェティッチは高く評価されているが、まだ19歳であり、怪我で1年以上プレーしていない。彼は慎重に管理する必要がある」
記事では、アーセナルがイングランド代表MFデクラン・ライスを獲得して今季の好成績に貢献したことに触れつつ、「リバプールは今、同じような選手を獲得する必要がある。アタランタの(ブラジル代表MF)エデルソンとの噂もあり、イタリアの報道では、レッズはこのブラジル人に魅了されっぱなしだとまで言われている」と述べていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)