衝撃5失点でアーセナルの“鬼門”CL16強突破は絶望的 ベンゲル監督「最後の25分間は悪夢」

DFの要コシエルニーの負傷退場後に4失点 「我々は崩壊した」

 アーセナルのアーセン・ベンゲル監督は、15日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)16強、バイエルンとの敵地第1戦で1-5と敗北した後、頼れるディフェンスリーダーの負傷交代後の4失点を「我々にとって悪夢」と嘆いた。

 拮抗していた試合は、後半4分に分岐点を迎えた。フランス代表DFローラン・コシエルニーが、相手FWロベルト・レバンドフスキとの競り合いで故障。太もも裏を痛め、ブラジル人DFガブリエルと交代となった。そこからDF陣はバイエルンの攻撃に対抗できず、後半に怒涛の4失点を許した。

 試合後、暗い表情のベンゲル監督は衛星放送「BTスポーツ」に登場。「説明が難しい。ハーフタイムの直前には二度決定機があった。主審がコーナーキックと判断した場面は不運だった。そこから2点目を喫した。最も重要なことはコシエルニーを失ったことだ。我々は崩壊した」と語った。

 コシエルニーの負傷交代が、大量失点の引き金になったと認めた。

「全体的には我々よりも相手チームが上だったと言わざるをえない。彼らは後半すごくいいプレーを見せた。そして、我々はレベルを下げてしまった。レベルを下げたことは不運だが、相手が上だった。言い訳はしない。このようなレベルで敗れることはショックだ。全てが間違っていた。5点目がそれを物語っている。このような試合では90分間集中が必要だ。3点目が決定的だった。我々はそこから反応がなかった」

 後半12分にバイエルンがレバンドフスキのバックヒールパスから、スペイン代表MFチアゴ・アルカンタラが決めた3点目で、教え子たちは戦意を喪失したと指揮官は認めた。

 

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