バルサ惨敗劇に潜む「クレイジーな7つの現実」 衝撃的だったメッシの不発ぶり

3つの「0」に見える絶体絶命の状況

 4つ目は「4.3%」。これはこの試合の前まで、PSGを率いるウナイ・エメリ監督の対バルセロナ戦の勝率。過去にバレンシアやセビージャなどスペインで実績を積んできた名将は、過去23試合でわずか1勝しか挙げたことのなかった天敵に、CLという大舞台で圧勝した。

 5つ目から最後の7つ目までは「0」が3つ並んだ。まず5つ目は過去にCLにおいて4点のビハインドをひっくり返して次ラウンドに勝ち進んだ例がないことを意味する「0」で、バルセロナの絶体絶命な状況を指している。

 6つ目はバルセロナにとって0-4という敗戦は、欧州の大会で史上最多タイ(過去に一度だけ0-4の敗戦を経験)となる大敗で、これ以上ひどい負け方は過去に一度もないという意味の「0」となっている。

 7つ目は、メッシがPSGのペナルティーエリア内でボールタッチした回数が「0」だったというもの。成功数の少なさとともに、PSGの本拠地パルク・デ・プランスのピッチに立っていたメッシの存在感が、いかに希薄だったかを物語る数字となった。

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【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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