ミランがスソに2021年までの契約延長を提示へ 今季で退団濃厚な本田と明暗分かれる

中国人新オーナー側がスソ、ドンナルンマとの契約延長を望む

 ACミランの日本代表FW本田圭佑は今季、右ウイングのポジションをスペイン人FWスソに完全に奪われてベンチ暮らしが続いているが、その明暗がさらにハッキリとしそうだ。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は、ミランとスソが2021年まで契約延長する方向だと報じている。

 ミランは昨季終了後に株式約99%を中国資本に売却し、3月には正式契約が締結されるのが既定路線とされている。そのため、今季ここまでミランの意思決定ルートは複雑で、ミラン強化部が獲得を狙う選手や契約延長など金銭を動かす必要がある場合、新たにチームを掌握する中国人オーナー側の承認が必要になるという構図になっていた。

 スソは、ここまで右ウイングの絶対的なレギュラーを確保し、13日のラツィオ戦では敗戦の危機を救う同点ゴールも決めた。リーグ24試合の全てに出場し、6ゴールを記録している。イタリアの未来と言われる17歳の守護神ジャンルイジ・ドンナルンマと並び、スソも長期的に確保するのが重要だと考える中国人サイドは、両者との契約を2021年まで延長する交渉に入るようにミラン強化部に申し入れたとしている。

 

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