冨安は「シーズン終了までその地位を守る」 復帰後の巻き返しを英評価「堅実なパフォーマー」
ボーンマス戦で左SBとしてフル出場
イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋は、5月4日に行われたホームでのプレミアリーグ第36節ボーンマス戦(3-0)でフル出場。英メディアは攻撃的なプレーを評価している。
アーセナルは0-0で迎えた前半41分、ノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールのスルーパスに抜け出したドイツ代表FWカイ・ハフェルツが相手GKマーク・トラバースに倒されてPKを獲得。イングランド代表FWブカヨ・サカがこれを決めて先制に成功した。
そして後半25分、ベルギー代表FWレアンドロ・トロサールが右足シュートをねじ込んでアーセナルが追加点を奪取。さらに、後半アディショナルタイムにもイングランド代表MFデクラン・ライスがゴールを挙げ、3-0で勝利した。
データ分析会社「オプタ」の数値を元にデータを展開する「SofaScore」によれば、左サイドバックでフル出場した冨安はボールタッチ60回、パス成功数37本中28本(成功数76%)、キーパス2回、クロス成功1本中1本、ロングボール成功3本中2本、クリア4回、ブロック1回、インターセプト2回、タックル3回、地上戦デュエル勝利数6回中4回、空中戦デュエル勝利数8回中6回、ポゼッションロスト13回という成績だった。
英メディア「GIVE ME SPORT」は、選手採点(10点満点)で「6点」をつけ、「冨安はサカのコーナーキックに合わせたヘディングシュートはライン上でクリアされ、先制のチャンスを逸した。冨安は試合のほとんどを自陣ではなく敵陣で過ごした」と評価した。
また、英紙「イブニング・スタンダード」は「7点」評価を与えた。「3試合連続で先発出場し、シーズン終了までその地位を守るはずだ。非常に信頼できる堅実なパフォーマーだ」と安定したプレーを称えていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)