アーセナルがリーグ11戦無敗で暫定首位 冨安は途中出場で堅実守備、計3発でブライトン撃破
冨安は後半27分から出場
イングランド1部アーセナルは現地時間4月6日、プレミアリーグ第32節でブライトンと対戦し3-0で勝利を飾った。日本代表DF冨安健洋は後半27分から出場し、最後の締めの役割をしっかりこなしている。
プレミアで首位攻防戦をリバプール、マンチェスター・シティと演じるアーセナル。怪我から復帰して2試合を途中出場でプレーしていたなか、今回のアウェー戦もベンチスタートとなっている。
試合は前半1分、左の位置でアーセナルがフリーキックのチャンス。MFマルティン・ウーデゴールの蹴り込んだボールにDFガブリエウがダイビングヘッドで狙うも枠の外だった。
それでも勢いに乗るアーセナルが試合を優位に進めると、前半31分にFWガブリエウ・ジェズスが左サイドから仕掛け切り返す。エリア内へ侵入しようとした際に相手DFタリク・ランプティと交錯。これがPKの判定となり、キッカーを務めたFWブカヨ・サカがきっちり決めて同33分に先制した。
前半43分にはブライトンも反撃。先発復帰となった20歳FWフリオ・エンシソがカットインから右足で強烈ミドルを放つ。ただこれは枠を捉え切れなかった。
1-0で試合を折り返すも、アーセナルのペースで試合は進む。後半17分には右サイドを崩しMFジョルジーニョのグラウンダーのクロスから、FWカイ・ハフェルツが合わせ追加点。見事な連係で上位の強さを見せつけた。
冨安は後半27分に左サイドバック(SB)に入っていたDFオレクサンドル・ジンチェンコに代わってピッチへ。怪我から復帰後、3試合連続で途中出場となっている。そのまま左SBに入った冨安は“クローザー”として役目をこなしていく。
攻撃でも後半31分に味方と左サイドを崩し最前線へ抜け出す。スピードに乗ったダッシュから、相手GKバルト・フェルブルッヘンと交錯する場面もあった。
アーセナルは、後半40分にカウンターから古巣対戦となったFWレアンドロ・トロサールがGKとの1対1を沈め3点目。終盤にスペイン代表FWアンス・ファティを投入し攻撃の圧を強めたブライトンを抑え3-0で勝ち点3を獲得。これによりリバプール、シティを追い抜きプレミアリーグ暫定首位に返り咲いている。