ラツィオ鎌田のキレキレ”ドリブルに脚光 現地は賛否「おしい」「決めてくれ」
試合後コメント「まだ将来は決まっていない」
イタリア1部ラツィオは現地時間2月10日、セリエA第24節カリアリとのアウェー戦を3-1で勝利した。MF鎌田大地は後半33分から途中出場。キレのあるドリブルからゴールに迫るプレーも脚光を浴びた。試合後には、自身の今後についても口を開いている。
リーグ戦では3試合控えとしてベンチを温めた鎌田。10日のカリアリ戦で公式戦としては6試合ぶりの出場を果たした。3-1のスコアのなか、後半33分からピッチに立った鎌田は、相手ペナルティーエリア内で切り込んで相手2人を細かいタッチで翻弄。右足でシュートを放つも枠を捉え切れなかったビッグチャンスもあった。
現地メディア「Lazio Live TV」は、「ポジティブな余韻を残した」とプレーを回顧。「アクションは象徴的で、2人の相手を飛び越えたあと、ゴールの右ポストで終わった」と、短い時間でゴールに迫ったワンプレーを称賛した。ファンも「うっま」「キレッキレ」「これは入れなあかん」「おしい」「決めてくれ」と、このプレーに注目している。
一方、クラブ専門メディア「NoiBiancocelesti.com」は試合後の鎌田のコメントを紹介。「まだ将来は決まっていない」と自身の去就についても言及しつつプレーを振り返った。
「今日の勝利はとても重要だった。簡単なチャレンジではなかったが、勝つことができて嬉しい。ラツィオでの、サッリ監督との関係については何かを言うのはとても難しい。ハードワークを続けなければならない。まだ将来は決まっていない」
同じくクラブ専門メディア「LazioPress.it」は「この試合で好影響を与えた日本人選手は、チームのパフォーマンスに満足感を示し、グループがいかに個性と団結力を発揮したかを強調した。鎌田は、シーズンは長く、一戦一戦が目標達成の決め手となることを認識しながら、集中力を維持し、向上し続けるために日々努力することの重要性を強調した」と鎌田について報じている。
カリアリ戦前にはトルコ1部ガラタサライへの移籍可能性が再浮上したことも伝えられた鎌田。久々のピッチで持ち味の一部を発揮した日本人MFは今後どのような将来を歩むのだろうか。