名将ベンゲルが“爆買い”に苦言も日本を例に持論を展開 「中国は前に進んでいる」

中国やインドのサッカー界の発展を願う

 こうした意見の一方で、アジアサッカーの発展という点では中国に大きな期待を寄せているようだ。ベンゲル監督はアーセナルの指揮官に就任する前、1995年から96年までJリーグの名古屋グランパスの監督を務めた。日本もかつては現在の中国に似たような状況から、アジアのトップへ飛躍。20年以上にわたって世界のサッカーを目の当たりにしてきた名将は、中国やインドの成長を予期している。

 「中国では新しいものだ。今の状況が良いことは分かっている。私は1995年に日本へ行ったが、そこではプロができてわずか3年だった。そこにいない人々からの反発は予想できる。プロフットボールの文化がないからだ。だから時間はかかる。

 しかし、中国は前に進んでいる。これはフットボールを発展させようという試みだ。中国でフットボールが人気になったら嬉しいよ。みんなも知っているように、インドでも同じことが起こると思っている。ぜひ、そうなってほしいと思うよ」

 破格の年俸など「カネ」の話題ばかりが先行している中国だが、国を挙げてサッカーの強化に取り組んでいることでも知られ、2025年までに中国全土の5万校の小中学校にグラウンドを併設、2050年までにサッカー大国の仲間入りを果たすことなどを計画しているという。中国が世界のサッカーシーンをリードする存在になる日は、やってくるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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