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名将ベンゲルが“爆買い”に苦言も日本を例に持論を展開 「中国は前に進んでいる」
サッカーが文化として根付く難しさを説く 「私は1995年に日本へ行ったが…」
アーセナルのアーセン・ベンゲル監督がスター選手をかき集める中国サッカーに対する持論を展開し、トップレベルに到達するにはまだまだ多くの時間を要すると語った。英紙「ガーディアン」が報じた。
中国では昨冬から、多くのクラブが相場を大きく超えた法外な金額を投じて欧州から選手を獲得。今冬の移籍市場でもブラジル代表MFオスカル(チェルシー→上海上港)や元アルゼンチン代表FWカルロス・テベス(ボカ・ジュニアーズ→上海申花)などの実力者が、チャイナマネーを手にするために続々と中国に新天地を求めた。
カネにモノを言わせて国内リーグの競争力を高めている中国だが、フランス人指揮官は「トップリーグはこのようにして作られるものではない」と苦言を呈している。
「フットボール(サッカー)選手になりたいと考える時、まず最初の野望は最高の選手たちと一緒に、最高のリーグでプレーするということだ。その後に来るのが、最大限のお金のために最高の選手たちと最高のリーグでプレーする、ということ。今、イングランドはその組み合わせが最高だ。しかし、イングランドのプロフットボールは150年前に作られた。そして、ご存知のように今でも悪戦苦闘している。フットボールの文化はゆっくり作られるものだ」
いくらスター選手を集めても、サッカーが文化として根付くためには膨大な時間がかかると強調した。
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