「国恥だ」 韓国FWの“衝撃ダイブ”余波拡大「シュート恐れてどうする」と母国呆れ

韓国代表のチョ・ギュソン【写真:Getty Images】
韓国代表のチョ・ギュソン【写真:Getty Images】

FWチョ・ギュソンのシミュレーション場面を母国断罪

 韓国代表はアジアカップの準決勝でヨルダン代表に0-2と敗れ、1960年以来、64年ぶりの大会制覇は叶わず幕を閉じたそのなかで、FWチョ・ギュソンが相手DFを欺くシミュレーションで警告を受けたシーンの余波が拡大。母国メディアは厳しい評価を下している。

 チョ・ギュソンは2点ビハインドの後半43分、縦パスを受けた流れでペナルティーエリア内に侵入。ヨルダンDFバラ・マリは足を滑らせながらもスライディングの体勢でシュートブロックを試みた。すると、この足をかわそうとしたチョ・ギュソンが転倒した。

 主審のホイッスルは鳴ったものの、判定はシミュレーションとしてチョ・ギュソンへのイエローカードが提示された。リプレイ映像ではチョ・ギュソンが倒れ始めた瞬間、両者の足の間に芝生の緑色が見えた。現地実況も苦笑するしかないほど明確なシミュレーションだった。

 2失点で惨敗となったこともあり、母国メディア上では批判の矛先に。韓国メディア「Money Today」は「『ハリウッドに行け』…イエローカードを呼んだチョ・ギュソン」と見出しを打ち、SNS上の反応を紹介。「これは国恥だ」「これを機にハリウッドに進出せよ」「シュート恐れてどうする」と皮肉めいた指摘が上がったことを伝えている。

 アジアカップでは全6試合で出番を得たチョ・ギュソン。サウジアラビアとのベスト16(1-1/PK4-2)では敗戦濃厚の試合終了間際に起死回生の同点ゴールを奪い救世主となったものの、それ以外ではインパクトを欠く出来に。記事では「大会を通して残念な競技力だった」と厳しい評価で締め括られていた。

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