J1名古屋・18歳FW貴田遼河、アルゼンチン1部移籍を発表「命懸けでサッカーをしてきます」

貴田遼河がアルゼンチンのクラブへ期限付き移籍【写真:Getty Images】
貴田遼河がアルゼンチンのクラブへ期限付き移籍【写真:Getty Images】

クラブが公式発表

 J1名古屋グランパスは2月4日、FW貴田遼河がアルゼンチン1部のAAアルヘンティノス・ジュニアーズへ期限付き移籍することを発表した。移籍期間は2024年12月31日まで。

 現在18歳の貴田は名古屋ユース出身で、2022年にプロデビューを果たした。名古屋では公式戦20試合に出場し3ゴールをマーク。アジアカップに挑んだ日本代表のトレーニングパートナーの一員として、A代表の雰囲気も経験。そんななか、新たにアルゼンチンへの挑戦を決断した。

 貴田は、「いつか機会があればチャレンジしたいと思っていました」と、南米サッカーへの思いを明かし、「覚悟を決めました」と力強いメッセージを発信。そして、ファン・サポーターに向けて「自分の魂をアルゼンチンでも示し、命懸けでサッカーをしてきます」と、アルゼンチンでの活躍を誓った。

 貴田のコメントは以下のとおり。

「このたび、南米のアルゼンチンへの挑戦を決めました。アジアカップのトレーニングパートナー帯同中に急きょお話をいただき、そんな状況の中でも自分の思いを理解していただいたクラブには心から感謝しています。

 リオネル・メッシ選手に憧れてサッカーを始めた時から、南米のサッカー、アルゼンチンのサッカーに憧れ、意識をして、いつか機会があればチャレンジしたいと思っていました。常に厳しい環境に身を置く。悩んだ時は飛び込んでみる。今までもそのようにサッカーと向き合ってきました。

 3年前、東京から親元を離れ名古屋に来てからは、山口GMをはじめ、全ての関係者の皆さまに大切に育てていただきました。高校在籍中にプロ契約もさせていただき、長谷川監督にはたくさんのチャンスもいただきました。本当に名古屋グランパスに来てよかった、自分の選択は間違っていなかったと実感しています。

 そんな中でのアルゼンチンへのチャレンジはとても難しい決断でしたが、チャレンジするなら10代のこのタイミングしかないと思い、自分しか出来ない決断、自分らしい決断をしたかったので覚悟を決めました。

 グランパスファミリーの皆さま、私を応援してくださった皆さま、これまでたくさんの温かい声援や熱い応援をありがとうございました。また、東海学園高校の先生方、学校の仲間、たくさんのサポート、応援をしていただきありがとうございました。日本の反対側から成長をお届けできるよう頑張ってきます。

 この決断を正解にする為に、逆境に直面しても自分の魂をアルゼンチンでも示し、命懸けでサッカーをしてきます。これからも応援していただけたら嬉しいです。行ってきます!」

(FOOTBALL ZONE編集部)



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