ミランが敵地でトリノと2-2ドロー 本田は1カ月以上も出場機会をつかめず

ニアング投入もベンチの本田に声はかからず

 後半に入るとPKストップからの流れがミランに追い風になった。後半10分、右サイドを突破したアバーテの折り返しをファーサイドでMFジャコモ・ボナベントゥーラがシュート。そのボールに反応したMFアンドレア・ベルトラッチがコースを変えてゴールを狙った。これをトリノGKジョー・ハートが弾くが、ベルトラッチが再度プッシュ。これもハートが弾き出したが、主審はゴールラインテクノロジーによりボールがラインを超えたと判定してミランが1点を返した。

 さらにミランは同14分、CKのチャンスで攻撃参加したDFガブリエル・パレッタがクロスボールの競り合いで倒されてPKを獲得。これをFWカルロス・バッカが冷静にゴール右に決めて2-2の同点とした。

 その後ミランはトリノの攻勢を受けたが、リャイッチのミドルやベロッティのボレーシュートは枠を外れた。同44分にはDFアレッシオ・ロマニョーリがこの日2枚目のイエローカードを提示されて退場処分となったが、そのままスコアは動かず試合終了。2-2のドロー決着となった。

 ミランは1試合消化が少ない状況ながら、勝ち点を37として5位となった。得点を奪いに行くための交代カードとして終盤にFWエムベイエ・ニアングを起用したが、本田には声がかからず。本田は12月12日のローマ戦で後半39分から出場して以来、1カ月以上にわたって出番なしが続いている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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