「休みながら体を動かしてきた」 “牧場トレ”で調整の京都DF闘莉王、J2開幕に向けて闘志燃やす 

ブラジルで経営する牧場で肉体労働 「それが自然な鍛え方」

 J2京都サンガへの入団が決まった元日本代表DF田中マルクス闘莉王が実家のあるブラジルから関西空港に帰国した。2003年シーズンにサンフレッチェ広島から期限付き移籍で加入した水戸ホーリーホック以来のJ2での戦いに闘志を燃やしている。

 昨季シーズン途中に一度戦力外通告を受けた名古屋グランパスに復帰したが、奮闘空しくチームはJ2に陥落。二度目の戦力外通告を受けるという非情な運命に直面した。そして京都からのオファーを受け、J1昇格の戦いに身を投じることになった。

「休みながら、ある程度は体を動かしてきました。牧場の仕事はいつでもある。それが(自分にとっては)自然な鍛え方」

 温暖な生まれ故郷ブラジルのサンパウロ州で自分の牧場を経営する闘莉王は日々、愛馬を乗り回しながら、肉牛の生育に励んだが、これが最高のトレーニングだという。乗馬トレーニングで内転筋を鍛え、鉄柵の整備などの肉体労働で自然と体に負荷をかけた。

「ゆっくりいかないと。開幕には間に合わせる。いつも通り経験はたくさんある。張り切りすぎてもいけない。体と相談しながらやりたい」

 闘莉王は2月26日の開幕・山形戦に照準を合わせて完璧に仕上げるつもりだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

 

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