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レアル、40戦無敗で国王杯8強進出! 地元紙はスペイン人7人、下部組織出身5人起用を称賛
レアルはローテーションでメンバー変更 後半アディショナルタイムに劇的同点弾
レアル・マドリードは現地時間12日に行われたスペイン国王杯5回戦セビージャ戦第2戦で3-3のドローで準々決勝進出を果たした、FWカリム・ベンゼマの後半アディショナルタイムのゴールで辛くも引き分ける形となったが、これでクラブが継続する連続無敗記録を「40」にまで伸ばした。
第1戦で3-0と完勝したこともあり、ジネディーヌ・ジダン監督はメンバーを大幅にローテーションした。特に目立ったのはスペイン人選手を7人起用したことで、レアルびいきの地元紙「マルカ」は「キコ・カシージャ、セルヒオ・ラモス、ナチョ、マルコ・アセンシオ、ルーカス・バスケス、アルバロ・モラタ、そしてマリアーノ・ディアスはすべてスペイン市民権を持つ」と記し、7人中5人はレアルの下部組織出身であると称賛した。
試合は前半10分にオウンゴールで先制されると、後半3分には自陣でのCKのこぼれ球を拾ったアセンシオが約70メートルのドリブルシュートを叩きこみ1-1とした。しかし同8分にはセビージャ加入間もないFWステファン・ヨヴェティッチのボレー、同31分にも追加点を許して1-3とされた。
敗色濃厚かと思われたレアルだが、同38分にPKを獲得するとDFセルヒオ・ラモスがこれを成功。そして後半アディショナルタイムにDFマルセロとのコンビネーションから突破したベンゼマが同点弾を決めて3-3に。ピッチ上の選手、そしてテクニカルエリアにいたジダン監督も大いに喜び合うほどだった。
マルセロは試合後の「GOL TV」のインタビューで「レアル・マドリードはどのような勝ち点も取り損ねることはできない。ファーストレグのアドバンテージを考えることはなかったし、無敗記録にとらわれることはなかった。僕らは常に一試合に集中し、最後まで戦うだけだ」と答えている。一戦一戦にすべてをささげる“白い巨人”の勝負強さは、クラブ史にも残るレベルに達しようとしている。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images