リバプール今季4冠の可能性も “V対抗馬”と英見解「シティ止められる唯一のチーム」

優勝を目指すリバプール【写真:ロイター】
優勝を目指すリバプール【写真:ロイター】

リーグ首位と好調、元ウェールズ代表MFが充実ぶりを絶賛

 イングランド1部プレミアリーグはジョゼップ・グアルディオラ監督が率いるマンチェスター・シティが3連覇中と頭1つ抜けた存在となっているが、今季はその牙城を崩すチームは現れるのだろうか。元ウェールズ代表MFロビー・サヴェージ氏はリバプールこそが「シティを止められる唯一のチーム」だと感じているようだ。英紙「デイリー・ミラー」が報じた。

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 リバプールは20試合を終えて勝点45で首位に立つ。アストン・ビラが同42で2位と躍進しており、1試合消化の少ないシティが同40で3位という状況。シティと同勝点の4位アーセナルは直近5試合でわずか1勝(1分3敗)と調子を落としている。

 サヴェージ氏はリーグ戦で首位を走りながら、FAカップ、リーグカップ、UEFAヨーロッパリーグでも勝ち残り、“4冠”の可能性を残す充実のリバプールをシティの対抗馬と予想。「私は8月にシティがプレミアリーグを制すると予想し、シーズン途中にその考えを変えるつもりはないが、彼らの4連覇を阻止できるとすればリバプールしかいないだろう」と語った。

 今季のリバプールは怪我人が多く、さらに今月はアジアカップとアフリカ・ネーションズカップで日本代表MF遠藤航とエジプト代表FWモハメド・サラーがチームから離脱するなど戦力ダウンを余儀なくされている。

 そうしたなかで、サヴェージ氏は「TAA(トレント・アレクサンダー=アーノルド)の才能は以前から知られていたが、ミッドウィークのフルハム戦ではジョーンズがそのエネルギーでチームを前進させ、ブラッドリーは右サイドバックとして冷静にプレーした。クアンサーはファン・ダイク不在のアーセナル戦で非常に安定していた。クロップはレギュラーとして信頼できる若手選手たちの核を手にした」とアカデミー出身者たちが、主力の抜けた穴を埋めていると指摘。22歳の元U-21イングランド代表MFカーティス・ジョーンズ、20歳の北アイルランド代表DFコナー・ブラッドリー、そして20歳のU-21イングランド代表DFジャレル・クアンサーらの台頭がチームを支えていると絶賛した。

 また、好調を支える要因として、夏の新戦力の早期フィットも大きいとサヴェージ氏は語っている。

「昨夏、中盤は大規模な組み立て直しが行われ、アレクシス・マック・アリスター、ドミニク・ソボスライ、ライアン・フラーフェンベルフ、遠藤航が一気に加入した。クロップによる再建に時間がかかれば、リバプールはタイトル争いから脱落すると思われた。だが、新戦力たちは存在感を示しており、クロップはどんなことでも可能だと感じさせてくれている」

 絶対王者シティを止めるのは、19-20シーズン以来のリーグ制覇を目指すリバプールとなるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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