スーパーカップを制したミラン　指揮官は「次に進む」と新年の誓い

　ACミランの日本代表FW本田圭佑は、今冬の移籍先候補としてプレミアリーグのクラブなどが噂されている。日本人ナンバー10の去就に注目が集まるなか、ミランを指揮するヴィンチェンツィ・モンテッラ監督は、現地時間8日のセリエA第19節エンポリ戦を前にした会見で起用を示唆しつつ、現状のメンバーに満足していると明言した。

　ミランは第16節終了時点で5位ながら、2位ローマとの勝ち点差は「5」にとどめており、12月23日に行われたイタリアスーパーカップではユベントス相手にPK戦の末に勝利。昨シーズンまでの体たらくから一歩脱した感がある。

　それでもモンテッラ監督は「スーパーカップは、重要な目標の一つだった。でももう過ぎたこと。次の目標は明日の試合。大きな感動は心にしまって、次に進む」と新年の誓いを立てている。

　 チーム状況が好転しつつあるなか、ポイントとなるのは1月に開かれた移籍マーケットの扉だ。特に本田はエンポリ戦でも地元メディアでは控え濃厚で、これまでの序列を覆すに至っていない。本田についての質問を受けた指揮官は、その噂についてではなく、普段のトレーニングで見せる姿を評価した。

「いいコンディションで戻って来た。彼はいい練習をしている。非常にプロフェッショナルな選手。他の選手同様に、プレーする可能性は彼にもある」