板倉は足首の負傷で手術を受けた

　ドイツ1部ボルシアMGの日本代表DF板倉滉は1月12日に開幕するアジアカップのメンバーに選出された。そのなかで、地元紙「Rheinische Post」は「日本人はボルシアでトレーニングをスタートする」と報道。スポーツディレクター（SD）のローランド・ビルクス氏が明かしている。

　板倉は昨年末から1月1日の国際親善試合タイ戦に向けた合宿に同行。タイ戦には出場しなかったが、同日に発表されたアジア杯のメンバーに選出された。日本代表は4日に離日して、5日に現地カタール入りの予定。だが、板倉は1度所属のボルシアMGに戻るといい、ビルクス氏は「滉は飛行機に搭乗した。明日（3日）ここに来る予定で、その後はトレーニングを我々と一緒に過ごすことになる」と説明。6日に行われる練習試合にも出場する予定で「その時に初めてアジア杯に出場するかどうかが決まる」という。

　またSDのニルス・シュマトケ氏が、日本での板倉の合宿に同行し「日本サッカー協会と素晴らしい議論を交わした」という。タイ戦で起用しないことを進言したと見られ、「合意された」とビルクス氏は話したようだ。

　この背景には昨年10月の日本代表戦後に板倉が負傷し、左足首の手術を受けなければいけなくなったこと、その後クラブでなかなか試合に出場できていなかったことが影響しているという。

　そのため、板倉の状態が万全かどうか、クラブは確認したいと考えていると見られる。

　また、板倉についてイングランド1部リバプールやトッテナムが獲得に興味を示しているという噂については「何もない」と話し「滉はほかの選手たちと同じように我々にとって重要な役割を果たしている」と、付け加えたようだ。