冨安健洋、アジア杯開催時期に訴え 英報道「6月に開催してほしい」「なぜ1月なのか…」
欧州選手権同様、アジア杯やアフリカ・ネーションズカップの夏季開催を希望と現地報道
イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋はヨーロッパのシーズン途中の1月に開催されるアジアカップとアフリカ・ネーションズカップについて、欧州選手権(EURO)同様に6月の開催を望んでいると語った。英地元紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」が報じている。
冨安は今月12日から開幕するアジアカップに臨む日本代表メンバーに名を連ねており、数週間チームから離脱する。日本が決勝に進出した場合、1か月以上はチームから離れることになる。
また、同時期にはアフリカ王者を決めるアフリカ・ネーションズカップも開催される。アジアとアフリカ圏の代表選手を抱える欧州クラブは大きな戦力ダウンは免れないだろう。
冨安は欧州王者を決めるEUROや南米王者を決めるコパ・アメリカと同様に、アジアカップとアフリカ・ネーションズカップも夏季開催にしてほしいと感じているようで、「ロンドン・イブニング・スタンダード」紙はその訴えを伝えた。
「アジアカップもEURO(欧州選手権)と同じように6月に開催してほしい。アジアカップだけでなく、AFCON(アフリカ・ネーションズカップ)もだが、なぜ1月に行われるのかは分からない。選手たちにとってはよくないことだ。でもそれはしょうがないことだから、とにかくタイトルを獲って戻ってこられるように努力する」
冨安はふくらはぎの負傷で12月頭から戦線離脱していたが、大晦日のフルハム戦で公式戦7試合ぶりに復帰していた。だが、チームは1-2で敗れ、リーグ戦で今季初の連敗。直近3試合勝利なしのアーセナルは4位まで転落していた。
「(フルハム戦は)勝ちたかったのでとても残念な結果だった。ウェストハム戦の敗戦から立て直す必要があったが、それができなかった。残念な一日になった。
ウェストハム戦で、僕らはいいプレーをしていたけど勝てなかった。フルハム戦はそうではなく、僕らのパフォーマンスは勝利に値するものではなかったので敗れた。自分たちのやること、やるべきことに集中する必要がある。
ミケル(・アルテタ)も同じことを言っていた。僕らは一丸となり、すべての選手がチームのためにできることを考えなければならないんだ」
チームが苦しんでいるこのタイミングでチームを離れることになってしまうだけに、冨安は後半戦での立て直しと、アジアカップでのタイトル獲得への強い意気込みを示していた。