「このチームにいられて夢のようだ!」 復活2発のハメスがレアルサポーターの祝福に感激

スペイン国王杯のセビージャ戦で2ゴール

 レアル・マドリードのコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスは、4日のスペイン国王杯5回戦の本拠地セビージャ戦で、ギャレス・ベイル、カリム・ベンゼマ、クリスティアーノ・ロナウドの看板3トップ「BBC」が全員欠場するなかで先発出場。2ゴールの大活躍で、3-0の勝利に貢献した。ジネディーヌ・ジダン監督の信頼を失い、出場機会を激減させていた問題児は本拠地サンチャゴ・ベルナベウの大観衆によるチャントに対して「美しいことだ」と感激している。スペイン地元紙「AS」が報じた。

「我々は強度を高めた試合ができた。第2戦に向けて、良い結果になった。素晴らしいチームが相手だったけれど、この結果は妥当だと思う」

 この日のヒーローとなったハメスは、試合後にこう語った。

 不遇の時を過ごしていた背番号10は、前半10分にいきなり魅せた。ブラジル代表MFカゼミーロがスライディングでインターセプトすると、こぼれ球を拾いゴール正面のペナルティーエリア手前で左足を一閃。鋭い弾道の一撃で、ゴール左隅に先制点を突き刺した。さらに2-0で迎えた同44分にはPKキッカーを務め、この日2点目をマークした。

 今季のハメスは激化するポジション争いのなか、ジネディーヌ・ジダン監督の信頼を失い、思うように出場機会を得られずベンチを温める機会が多かった。12月のFIFAクラブワールドカップ決勝の鹿島アントラーズ戦(4-2)でも出番が訪れず、試合後には移籍を示唆する発言を行い、DFセルヒオ・ラモスに苦言を呈される一幕もあった。

 

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