2ゴール1アシストのサラーを退け専門メディアがMOMに選出

　イングランド1部リバプールは、現地時間1月1日に行われたプレミアリーグ第20節でニューカッスルと対戦し4-2で勝利した。この試合に先発出場した日本代表MF遠藤航は後半30分にベンチに下がったが、リバプール専門メディア「THIS IS ANFIELD」は2ゴール1アシストの活躍を見せたエジプト代表FWモハメド・サラーを差し置いて、中盤で絶大な存在感を示した遠藤をマン・オブ・ザ・マッチ（MOM）に選出している。

　プレミアリーグの前半戦を首位で折り返したリバプールは、2024年の最初の試合でニューカッスルと対戦した。遠藤が公式戦8試合連続先発となった一戦は、サラーのPK失敗もあり、前半を0-0のスコアレスで終える。しかし、後半の立ち上がり4分には自陣からのカウンターからサラーが先制ゴールを記録する。

　一度は同点に追い付かれたリバプールだったが、その後、MFカーティス・ジョーンズのゴールで勝ち越すと、サラーのクロスからFWコーディ・ガクポが追加点。相手に2点目を許したものの、試合終了間際にはサラーがこの試合2度目のPKを確実に決めて4-2で勝利した。

「THIS IS ANFIELD」は、遠藤をカーティス・ジョーンズと並ぶチーム最高得点の9点をつけるとともに、MOMに選出。寸評では「中盤のどこにでもいて、こぼれ球を拾い、タックルを繰り出した。すべての球際でニューカッスルの選手たちを打ち負かし、リバプールのビルドアップではパスを成功させた。ゴールにならかったものの、常に何かを起こしそうなシュートも数本放った。彼が交代した後、守備面で不在の影響が出たが、アジアカップの期間も彼の欠場を感じることになるだろう」と、アジアカップのメンバーに選出された遠藤不在の影響が出ることも指摘した。

　夏の移籍市場の電撃移籍から約5か月、遠藤は確実にリバプールの戦力になったと言えそうだ。