リバプール、遠藤ライバル候補の補強なし? 今冬動向に海外記者見解「クラブは交渉望んでない」
守備的MFの補強の必要性が指摘、フルハムMFがターゲット候補に浮上
日本代表MF遠藤航が所属するイングランド1部リバプールは、守備的MFの補強の必要性が指摘されている。フルハムに所属するポルトガル代表MFジョアン・パリーニャはその候補の一人として名前が挙がっていたが、1月の移籍市場での補強は望んでいないと、ジャーナリストのベン・ヤコブ記者が語ったと英メディア「Give Me Sport」が報じている。
今夏の移籍市場でドイツ1部バイエルン・ミュンヘンへの移籍に近づいたパリーニャだが、移籍市場閉幕までに契約交渉が間に合わず、フルハムに残留したと伝えられている。現在も多くのビッグクラブが関心を示しているとされるなか、そのなかでもブラジル代表MFファビーニョの穴が埋まらないリバプールとアーセナルが強い関心を示しているとされていた。
元イングランド代表MFオーウェン・ハーグリーブス氏は、「リバプールが優勝するために必要なラストピース」とパリーニャの補強の必要性を訴えていたが、ヤコブ氏は実現しない見通しだと語った。
「私たちはリバプールがパリーニャの獲得レースに参加しているという多くのニュースを目にしている。だが、私の知る限りでは、それは事実ではない。私は情報源から、パリーニャには関心がないと言われた。クラブはそうした交渉を望んでいないし、いずれにせよフルハムはクレイジーな移籍金を要求してくるだろう」
パリーニャのリバプール移籍の可能性を否定したヤコブ氏だが、アーセナルの関心については「本物だ」と認めた。「彼らもフルハムが見合わない金額をつけるようであれば、1月に動くことはしないだろう。仮に夏の移籍市場までパリーニャが獲得可能な状態にあったとしても、リバプールの情報源によると、夏と同じように現在も彼らが求めている名前ではない」と、リバプール入りの可能性が低いことを強調している。
DFジョエル・マティプが負傷したことを受け、1月の移籍市場でリバプールが補強を望むのは、DFではないかとも伝えられている。定位置確保に苦しんでいる遠藤は、クラブが新たな選手を獲得する前に存在感を示しておきたいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)