デニス・ベルカンプ氏がデザインされた紙幣が登場

　かつてオランダ1部アヤックスや、イングランド1部アーセナルで活躍をした元オランダ代表FWデニス・ベルカンプ氏が母国で紙幣の顔になるようだ。英紙「デイリー・ミラー」が伝えている。

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　現在54歳のベルカンプ氏は1986年にアヤックスでプロデビューを飾ると、93年にはイタリア1部インテルへ移籍し、96年にはアーセナルに活躍の場を移した。03-04シーズンには、当時監督を務めたアーセン・ベンゲル氏の下、プレミアリーグの無敗優勝に貢献。インビンシブルズ（無敵の集団の意）の一員として歴史に名を刻んだ。

　オランダ代表としては79試合に出場し、37ゴールをマーク。「デイリー・ミラー」紙によると、紙幣には98年フランス・ワールドカップ（W杯）のアルゼンチン代表戦（2-1）で決勝ゴールとなったワンシーンと、8番の代表ユニフォームを着用したベルカンプ氏がデザインされるようだ。

　記事では、「ハイベリー（アーセナル）の王様だった」とベルカンプ氏のアーセナルでの活躍を称賛し、「彼の偉大なゴールの1つを新しい紙幣に刻むことで、その栄誉を称えようとしている」と、紙幣作成の背景について伝えた。

　また記事によると、ベルカンプ氏の紙幣はデザインされた8番のユニフォーム姿にちなんで8ユーロ（約1250円）紙幣として発行されるとのこと。金箔があしらわれた限定版紙幣も10枚限定で登場するようで、「熱狂的ガナーズサポーターからの問い合わせが殺到することを覚悟するようにとの指示が出されている」と、ベルカンプ氏の紙幣が貴重な1枚となることを見立てていた。