三笘にもトッテナム行きの可能性あり? 移籍市場の専門家がブライトンの運用に言及「それが彼らのやり方」
ロマーノ記者はブライトンが選手放出で利益を得てきたことを指摘
イングランド1部トッテナムは、ブライトンに所属する日本代表MF三笘薫とアイルランド代表FWエバン・ファーガソンの獲得に強い関心を示しているとされている。移籍市場のスペシャリストであるファブリツィオ・ロマーノ記者は、ブライトンが保有するトッププレーヤーを放出する可能性について言及した。英メディア「TBR Football」が報じている。
ブライトンは近年の移籍市場で、主力選手の多くをビッグクラブに高額で売却してきた。来夏の移籍市場では、再びビッグネームの放出に動く可能性があるという。
夏にエースであるイングランド代表FWハリー・ケインをドイツ1部バイエルン・ミュンヘンに放出したトッテナムでは、新たなエースとしてファーガソンの獲得を希望しているという報道が11月に流れた。また、セルティック時代にアンジェ・ポステコグルー監督が三笘の獲得を熱望していたことを明かしたこともあり、三笘の獲得にも動く可能性も伝えられている。
そうしたなか、ロマーノ氏は具体的な名前を挙げることはしなかったものの、十分な利益を得られるのであれば、南海岸のクラブ(ブライトン)は常に主力選手の放出に動くと、移籍市場での動きを予想している。
「利益を得るためにトップ選手を売却するのは、どんな時でも彼らのやり方だ。少なくとも、彼らのやりたいことではある。選手の売却に向けて、彼らが夏に何をするかはまだ分からない。だが、何人かの『ビッグネーム』が市場に出ることが期待される。ただし、本当にクレイジーなオファーを受けた場合に限るだろう。現時点では具体的な名前を挙げるには時期尚早だ。ヨーロッパのエリートクラブにとって、どの選手が優先的に求められているかは、今後の数か月で分かるだろう。そして、そのあとにブライトンがどれくらいの金額を要求するかが分かるはずだ」
記事では、「間違いないのは、トッテナムはいずれの選手も安価で得ることはできないということだ。近年、ブライトンは多くのトッププレーヤーを売却して、利益を得てきた。その流れは変わらないだろう。三笘の契約は2027年まで、ファーガソンの契約は2029年まであり、彼らは急いで売却する必要はない。三笘とファーガソンは2人ともワールドクラスの選手であり、ポステコグルー監督が率いるトッテナムに加入すれば戦力アップは間違いないだろう。スパーズは左サイドの攻撃と、センターフォワードの格を上げることができる。ファーガソンは、突出したストライカーであり、三笘はブライトンの左サイドの攻撃の原動力となっている」と、ブライトンの2選手の能力に太鼓判を押した。
今夏の移籍市場では、アルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターやエクアドル代表MFモイセス・カイセドを放出したブライトンだが、来夏の移籍市場ではどの選手がステップアップ移籍をすることになるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)