「本気で狙いどおりだったのか?」 冨安の”超絶アシスト”に現地メディア驚嘆「先発の座に固めるべき」
アーセナルはランスに6-0の圧勝 冨安は2アシストを記録
イングランド1部アーセナルは現地時間11月29日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第5節でフランス1部RCランスと対戦し、6-0の圧勝を収めた。日本代表DF冨安健洋は右サイドバック(SB)で先発出場し、2アシストを記録して勝利に貢献。現地メディアは殊勲の冨安に対し、「最初のマルティネッリへのパスは圧巻だった」「間違いなく、アーセナルのユニフォームを着用したトミヤスにとって最も感銘を与えた時間だった」と惜しみない賛辞を送っている。
試合は序盤からゴールラッシュの展開となる。前半13分、冨安のクロスを相手DFがクリアし切れずにルーズボールとなると、FWガブリエウ・ジェズスがつなぎ、FWカイ・ハフェルツが頭で押し込んで先制点を奪った。同21分、23分に追加点を記録し、3-0で迎えた同27分、冨安が最終ラインからダイレクトでロングフィードを放り込むと、左サイドを駆け上がるFWガブリエウ・マルティネッリにピタリと収まり、ドリブルからゴール。冨安にはCLアシストが付くことになった。
さらに前半アディショナルタイム、冨安が右サイドの長距離オーバーラップでボールを受け、柔らかいクロスを供給すると、走り込んだMFマルティン・ウーデゴールがダイレクトボレーを叩き込んだ。過密日程を受け、冨安は前半でお役御免となったが、チームは後半41分にも得点を奪い、最終的には6-0の圧勝劇となった。45分間で2アシストを記録した冨安に対し、現地メディアも10点満点の採点で高い評価を与えている。
アーセナル専門メディア「PAIN THE ARSENAL」は8点を与え、「素晴らしい前半だった。前線への果敢な走り込みが問題を引き起こし、2アシストを記録。最初のマルティネッリへのパスは圧巻だった。しかし、彼は本気で狙いどおりだったのか?」と、特に1アシスト目のプレーに驚きを示していた。
また、「ARSENAL INSIDER」は9点を与えており、「ピッチ上で過ごしたのは45分間のみだったが、間違いなく、アーセナルのユニフォームを着用したトミヤスにとって最も感銘を与えた時間だった。彼は必要に応じで守備に回ったが、基本は前線に出て右サイドでサカと連携し、絶大な効果を発揮した」と絶賛し、「たとえ今週末のウルブス戦でベン・ホワイトが先発する準備ができていても、トミヤスは今夜以降も先発の座に固めるべきだ」と、レギュラー定着に太鼓判を押していた。