“難攻不落”なアーセナル守備陣にピンチ? 過密日程の中で冨安健洋の連続起用も…米メディア懸念「抵抗あるかも」
CL第5節は決勝トーナメント進出が懸かる
イングランド1部アーセナルは今季プレミアリーグで13試合10失点、欧州チャンピオンズリーグ(CL)で4試合3失点と堅守を築いている。“難攻不落”の守備陣が好調を支えているが、CL第5節を前にミケル・アルテタ監督にとっての頭痛の種があると海外メディアが伝えている。
アーセナルは週末のプレミアリーグでブレントフォードに1-0で勝利し、勝点を30に伸ばした。マンチェスター・シティとリバプールの上位対決が引き分けに終わったため、首位に浮上した。
CLではグループステージ第2節でランスに1-2敗れているものの、その他の3試合できっちりと勝利を収めており、3勝1分けの勝ち点9でこちらも首位。現地時間11月29日に行われる第5節ホームでのランス戦は引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まる。
米スポーツ専門テレビ局「CBSスポーツ」はそのランス戦に向けて、アーセナルの守備陣について次のように指摘していた。
「長期離脱者を除けば、水曜日のゲームでは火曜日の練習を欠席したベン・ホワイトとファビオ・ヴィエイラの2人が欠場する可能性がある。特に前者(ホワイト)の不在はアルテタにとって頭痛の種になるだろう。冨安健洋とオレクサンドル・ジンチェンコを1週間で3回もサイドバックとして起用するのには抵抗があるかもしれない」
負傷を抱えるホワイトは直近の2試合のプレミアリーグでスタメンから外れており、代わりに右サイドバック(SB)は冨安、左SBはジンチェンコが先発起用されていた。ミケル・アルテタ監督はランス戦の前日会見でホワイトの復帰を示唆していたが、前日練習では別メニュー調整だったことからいきなり先発起用するかは不透明だ。
「誰が先発するかは大きな問題ではない。誰が出ても難攻不落だ」と守備陣の総合力の高さは絶賛されているが、長い目で見れば怪我がちな冨安やジンチェンコにも休養を与えたいところだろう。ミケル・アルテタ監督は最終ラインの選考に頭を悩ませることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)