Jリーグ未経由→ドイツでプレーの佐藤恵允&福田師王、アルゼンチン戦で存在感 「これからも結果を残し続ける」

ドイツでプレーの佐藤恵允&福田師王【写真:徳原隆元】
ドイツでプレーの佐藤恵允&福田師王【写真:徳原隆元】

U-22日本代表は強豪アルゼンチン相手に5-2で勝利

 来年のパリ五輪を目指す世代のU-22日本代表は11月18日にU-22アルゼンチン代表と国際親善試合を行い、点の取り合いになったゲームを5-2で制して勝利。Jリーグを経由せずにドイツでプレーする2人がゴールを奪った。

 前半18分、MF松木玖生からの縦パスを受けたMF佐藤恵允が中央へドリブルで持ち出すとニアサイドへ右足シュートを蹴り込んで1-0の先制ゴールを奪った。今夏に明治大学からドイツの名門ブレーメンのU-23チームに加入した佐藤は、その力強いプレーを発揮した。

 同点に追いつかれたあともゴールに迫るプレーを見せた佐藤は前半終了間際に相手選手との接触で足を痛めて交代に。それでも試合後のインタビューに姿を見せて、「強い気持ちで絶対にゴールを決めようと思った。怪我をした瞬間は痛かったけど、今はだいぶ良くなった。このチームは五輪で金メダルを取るのが最大目標。その先のA代表に向けて意識高くやりたい。また代表に呼んでもらえるようにチームでしっかりプレーして、また戻ってきてこのチームを勝たせるプレーをしたい」と話した。

 後半は点の取り合いになり、MF鈴木唯人の2ゴールなどで4-2としていた後半終了間際、背後へのパスに抜け出した途中出場のFW福田師王が背後に抜け出してシュートを決めてゴールラッシュを締めくくった。神村学園高校出身で、全国高校サッカー選手権では得点王にも輝いた福田はJリーグのクラブには入らず、ドイツのボルシアMGのセカンドチームでプレーしている。

 全体に2歳から3歳上の選手たちが多い代表チームの中でベンチスタートだった福田だが、短い時間でも得点感覚を見せた。ストライカーは「前半から意識していたことができて良かった。いいところに来たと思ってあとはシュートだけ。シュートは自信があるので良かった。選ばれたことに感謝して、これからも結果を残し続ける」と話していた。

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