リバプール遠藤は「より万能で貴重な駒となる」 レベルアップへの必須条件を海外メディアが指摘
遠藤の武器は“デュエル王”の異名を取る対人能力
イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は今夏に移籍後、リーグ戦7試合に出場するも、バックアップの立場にとどまっている。中国メディアは遠藤に関して「攻撃時の技術と判断力」のブラッシュアップを推奨している。
今夏の移籍市場でドイツ1部シュツットガルトからリバプールへ加入した遠藤だが、イングランドに馴染むのに時間を要しており、アルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスター、ハンガリー代表MFドミニク・ソボスライ、オランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフといった同じく新加入の選手たちとのポジション争いで後手を踏んでいる。
UEFAヨーロッパリーグ(EL)では4試合に出場して1得点と移籍後初ゴールも挙げたが、リーグ戦7試合(うち先発2回)は出場してプレー時間は計208分にとどまり、リーグカップでも2試合0得点の成績となっている。
中国大手メディア「SOHU」は、「遠藤航は守備力に定評があり、インターセプトが得意だが、攻守の切り替えや攻撃に絡む役割をもっと果たす必要がある。現代サッカーでは、ミッドフィールダー(MF)はオールラウンドな重要性がますます強調されている」と取り上げている。
記事では、世界最高峰と呼ばれるプレミアリーグでは、「サッカーではバランスの取れた万能な中盤が重要だが、特にプレミアリーグではMFの役割はより重要」と指摘。そのうえで、ブンデスリーガで“デュエル王”としてその名を轟かせた遠藤が出場機会を増やしていくための課題も挙げている。
「遠藤航は日本代表とブンデスリーガのシュツットガルトでプレーしていたパワフルなMFだ。しかし、現代サッカーではMFは守備力だけでなく、攻撃参加能力やチャンスメイク能力、効果的な攻守の切り替えも求められる。したがって、遠藤は攻撃時の技術と判断力を向上させることができれば、より万能で貴重な駒となるだろう」
世界的なビッグクラブのリバプールで、遠藤は出番を掴めるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)