「日本は本物だ」 チームの持つ柔軟性に海外メディア脱帽「男女ともに熟練の技術力、戦術の多才さが特徴」

日本代表の強さは本物?【写真:徳原隆元】
日本代表の強さは本物?【写真:徳原隆元】

国際Aマッチ7連勝中

 日本代表は11月16日、北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の初戦でミャンマー相手に5-0の勝利を収め、6月のエルサルバドル戦(6-0)から国際Aマッチ7連勝となった。好調を維持する森保ジャパンについて海外メディアは「日本は本物だ」と報じている。

 左サイドでキーマンのMF三笘薫が離脱し、最終ラインの要であるDF冨安健洋もベンチ外となるなどベストメンバーではなかった日本だが、FIFAランキング158位のミャンマーを前半から圧倒。FW上田綺世の2得点とMF鎌田大地の得点で前半を3-0で折り返した。後半には上田がハットトリックを達成し、さらに10番を背負うMF堂安律がダメ押しゴールを奪った。事前の予想通り最終ラインに人数をかけて守備を固めたミャンマーを相手にもゴールラッシュを展開した。

 昨年末のカタールW杯で優勝経験を持つスペインとドイツを下してベスト16入りを果たすなど世界を驚かせた日本。次回のW杯に向けてアジア2次予選でも好スタートを切った。

 アメリカメディア「Defector」は「代表やクラブレベルでの日本人選手の活躍を見れば、サムライブルーが紛れもなく本物であることに疑いの余地はない」と伝えている。

 日本はミャンマー戦の勝利によってカタールW杯後の国際Aマッチで7勝1分1敗とした。現在7連勝中で、日本代表連勝記録「8」にあと1勝と迫っている。

 7連勝のなかで特に印象的な試合として挙げられているのが9月のドイツ戦(4-1)と10月のカナダ戦(4-1)だ。「特にドイツ戦では堂々たる戦いぶりだった。両試合とも日本はポゼッション率が低かったものの、シュート数で相手を上回り、ハイプレスのインテンシティーと鋭いカウンターアタックによって結果を残した」とその戦いぶりが伝えられている。そして、日本サッカーの全体のレベルの高さは目を見張るものがあるとその特徴について特筆されている。

「今の日本のサッカーは、男女ともに熟練の技術力、戦術の多才さが特徴だ。攻撃的か守備的か、積極的か受け身か、直接的か我慢強くか。どのような戦い方でも試合に勝つことができる柔軟なチームコンセプトであり、彼らのチームにはプレッシャーを受けても極めて正確にコントロール、ドリブル、パス、シュートができる小さな妖精のような選手であふれている。サムライブルーはボールを持っていようが持っていまいが関係なく、類まれな才能を生かして相手を崩壊させる戦い方を知っている」

 変幻自在の戦いで勝利を重ねる森保ジャパンの強さを海外メディアも“本物”と認めている。

【読者アンケート】ミャンマー戦@ベストコンビ

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