今季の欧州5大リーグで“最多得点”は優勝を保証せず? 前半戦で首位に立つのはわずか1チーム

際立つ“リーグ最少失点”の安定感

 5大リーグのなかで最もゴールを奪っているのはモナコで、19試合を終えた時点でなんと56ゴールを量産。1試合平均2.95得点という驚異的な数字を叩き出しているが、首位に立っているのはモナコよりも22得点も少ないニースとなっている。

 逆に首位に立つチームに共通するのは、失点数の少なさである。リーガ最少失点のビジャレアル(11失点)こそ4位だが、9失点のバイエルン、11失点のチェルシー、13失点のニース、14失点のユベントスはそれぞれのリーグ最少失点で首位に立っている。

 あくまでも前半戦を終えた時点でのデータだが、後半戦に向けてゴールを貪欲に奪いに行くチームが盛り返すのか、それとも守備にも気を配って戦うバランス型のチームが安定した戦いぶりを継続するのか――。2017年の各国リーグのせめぎ合いからも目が離せない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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