シャビ監督「私にとってタケは並外れた選手」 バルサ戦で躍動の久保を称賛「ワールドクラス」
ソシエダはバルセロナに0-1の敗戦 久保は先発フル出場
スペイン1部レアル・ソシエダは現地時間11月4日、ラ・リーガ第12節でバルセロナと対戦し、0-1で敗れた。日本代表MF久保建英はフル出場を果たし、古巣を相手に際立ったパフォーマンスを披露したなか、スペイン紙はバルセロナのシャビ監督の試合後の会見で久保に関する質問が飛んでいた様子を伝えている。
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久保にとってはアカデミー時代を過ごしたバルセロナとの古巣対決となったが、その存在感を遺憾無く発揮してみせる。前半10分に相手MFガビを置き去りにするドリブル突破を披露すると、同16分にはクロスを右足のシュートで合わせるも相手GKテア・シュテーゲンのセーブに阻まれた。後半に入っても幾度となくドリブルからチャンスを演出するも、なかなかスコアを動かせずにいると、終了間際のアディショナルタイムに決勝弾を叩き込まれた。
内容で圧倒しながらも悔しい敗戦となったが、スペイン紙「エル・パイス」は勝利したバルセロナのシャビ監督のコメントを紹介。「我々が負けるに値しなかった先週の試合(レアル・マドリード戦)とは真逆の感情を抱いている。ソシエダの方が勝ちに値し、我々よりもいいプレーをし、苦しめられたからだ」と、ソシエダ優勢の試合であったことを認め、「ハーフタイムに選手たちに疲れているのかと尋ねたくらいだ」と、自チームの出来に不満を隠さなかった。
一方、記事では「タケ・クボを追う日本人記者の常駐で、バルサでのプレーがきっかけでスペインへやってきた選手について、シャビへの質問が尽きなかった」と、日本人記者たちが久保について盛んに質問していた様子を伝えており、これに対してシャビは「彼はワールドクラスで、この試合でも素晴らしかった。私にとってタケは並外れた選手だ」と反応していた。
バルセロナの守備陣を相手に際立った存在感を発揮していただけに、チームの勝利に結びつかなかったことは久保にとっても悔やまれる展開となったが、シャビ監督はその実力を認めていることは確かなようだ。