三笘薫、フルハム戦でフル出場も無得点 ブライトンは1-1ドロー、リーグ4戦勝ちなし
ELアヤックス戦から中2日、フルハムとホームで対戦
イングランド1部ブライトンは現地時間10月29日、プレミアリーグ10節でフルハムとホームで対戦し、1-1の引き分けに終わった。日本代表MF三笘薫は先発フル出場を果たし、前半から積極的に仕掛ける場面を見せながらもゴールに絡めなかった。
ホームのブライトンは、26日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第3節のアヤックス(オランダ)戦から、三笘のほか、GKジェイソン・スティール、DFルイス・ダンク、MFパスカル・グロス、MFシモン・アディングラの5人が先発。フルハム戦では本来の4バックではなく、3バックで試合に臨んだ。
立ち上がりからブライトンペースで進んだなかで開始7分には早速ホームチームにチャンスが到来。中央からのシュートがGKに弾かれ左サイドへ流れた場面で、三笘からエリア内のMFアダム・ララーナにつながりファーサイドへ供給されたクロスにアディングラが詰めるも押し込めない。
前半13分には三笘が左サイドで仕掛け、相手を翻弄する動きからエリア内へパス。この流れからMFカルロス・バレバがミドルシュートでゴールを脅かせば、同17分には三笘、ララーナ、MFマフムード・ダフードとつながったパスを再び三笘が受け、エリア内左からシュートを狙うも枠を捉えられない。
そんななかで迎えた前半26分、ブライトンが均衡を破る。グロスが中央からボールを運び、ペナルティーエリア手前のFWエバン・ファーガソンにパス。これを受けたファーガソンが左足シュートを沈め、待望の先制点を奪取した。その後、フルハムに目立ったチャンスを作らせず、優位な展開のまま前半を折り返した。
後半もブライトンが勢いを見せ、開始早々の4分にはゴール前絶好の位置からのフリーキックのチャンスでダンクが右足で狙うも、シュートはクロスバーを直撃。惜しくも追加点とはならなかった。すると同20分、自陣でボールを奪われ、ゴール前でのパス交換から最後はFWジョアン・パリーニャに右足で同点ゴールを奪われてしまう。
一瞬の隙を突かれたブライトンは勝ち越しを狙うも、中2日でのゲームとあって、勢いに陰りが見え始める。三笘もボールに触るシーンが徐々に減り、左サイドで仕掛ける場面こそあったが相手守備陣をこじ開けるまでには至らない。終盤には幾度となくゴールに迫ったが得点は生まれず1-1の引き分けで終了。リーグ戦では4戦勝ちなしとなっている。
(FOOTBALL ZONE編集部)