9月のアジア競技大会の準々決勝で、北朝鮮に1-4の敗戦

　サッカー韓国女子代表は10月29日、来年開催されるパリ五輪のアジア2次予選で北朝鮮と対戦する。9月のアジア競技大会の準々決勝で涙を飲んだ相手との再戦に、母国メディアも「北朝鮮を越えなければならない」とスポットを当てた。

　韓国はタイ、中国、北朝鮮と同じグループB。タイとの初戦は10-1の快勝を収め、幸先の良いスタートを切った。一方、同日行われた中国と北朝鮮の試合は、1-2で後者が競り勝っている。

　韓国と北朝鮮は、1か月前の9月のアジア競技大会の準々決勝でも対戦。韓国は1-4の大敗で準決勝への切符を逃した。韓国の総合ニュースサイト「news1」は、29日に控える北朝鮮との再戦を「史上初の五輪決勝進出へ。分岐点となる重要な試合に臨む。相手は1か月前のアジア大会で大敗を喫した北朝鮮だ」と重要なゲームと捉えている。

　今回のパリ五輪本戦は計12チームの出場で、アジアからは2枠のみ狭き門だ。アジア2次予選では計12チームが4チームずつ3組に分かれて行われ、各グループ1位の3チームが3次予選（トーナメント）に進出。2位の3チームのうち1番が残り1枠に入る。3次予選はホーム＆アウェーでトーナメントを行い、勝利した2チームが五輪切符を掴む。「news1」はパリ五輪本戦へ行くためには「北朝鮮を越えなければならない」と“リベンジ”の闘志を燃やしている。

「韓国は9月、アジア大会の準々決勝で北朝鮮に1-4で敗れ、メダルを逃した。タイ、北朝鮮、中国と同じグループに属する韓国は、北朝鮮に勝ってこそ3次予選2位以上が狙える。勝てば3次予選突破の可能性が大きくなるはずだ」

　第1戦のタイ相手に10ゴールと爆発した韓国。「攻撃陣の自信は急上昇している」と、韓国の好調を指摘しつつ、「9月の借りを返す」と意気込んでいた。