三笘薫がサラーの“代役”に? 指揮官絶賛の日本人MFへ…リバプール行きを英記者が推奨「クロップ監督の下であれば…」
英メディア「TBR Football」の記者コナー氏が言及
イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫は、10月20日にクラブと2027年6月末までの新契約を締結した。それでもなお、欧州の注目銘柄となっている日本人MFに対し、英メディアも「リバプールのような長期的な(モハメド・)サラーの後釜を探しているクラブの注目を集めている」と脚光を当てている。
三笘はロベルト・デ・ゼルビ監督就任後にブライトンのレギュラーに定着し、プレミアリーグで徐々に実力を発揮。昨季は33試合で7ゴール5アシストをマークすると、今シーズンもここまでリーグ戦9試合で3ゴール3アシストと結果を残している。
欧州ビッグクラブから獲得興味の噂が立っていた三笘だが、10月20日に27年6月末までブライトンとの契約を延長。それでも、英メディア「TBR Football」の記者であるリー・コナー氏は「リバプールのような長期的なサラーの後釜を探しているクラブの注目を集めている」と指摘している。
発端となったのは、移籍市場のスペシャリストであるファブリツィオ・ロマーノ氏の公式X(旧ツイッター)での発言だった。ロマーノ氏は「デ・ゼルビは三笘について次のように語っている。『彼は本当に過小評価されているけど、信じてほしい。サッカー界は三笘の価値を理解していない。彼はどんな監督にとっても素晴らしい選手になれる。彼は普通じゃない』」と三笘に対する指揮官の言葉を引用した。
この発言を受けて「TBR Football」のコナー氏は「デ・ゼルビは、世間は彼の良さに気付いていないと考えている。ブライトンでの活躍により、ミトマはこの12か月の間、何度も称賛を浴びてきた」と活躍を振り返り、「リバプールもブライトンのスターを手に入れたいだろう」と、同プレミアリーグ名門クラブへのステップアップの可能性を挙げた。
コナー氏は、リバプールでエースを務めるエジプト代表FWモハメド・サラーの代役として三笘をピックアップ。「サラーの後釜になることは、レッズにとって容易なことではない。イングランド史上最高の選手の1人であり、ある意味、彼の代わりはいない」としつつも「しかし、もしレッズが条件を満たし、少なくとも十分な力を発揮できる選手を獲得したいのであれば、三笘薫はその適任者だ」と太鼓判を押す。
また、加入したのちも「ユルゲン・クロップ監督の下であれば、プレッシングと突破を得意とする三笘はすぐにチームに溶け込めるだろう」とプレースタイルの適応性を挙げ「彼は7000万ポンド(約127億円)と高額だが、最終的にはおそらくその価値が十分に示されるはずだ」と高い評価を与えていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)