韓国女子が“崖っぷち” 未出場の五輪、切符獲得が絶対命題と母国報道…主要大会の敗退続き「失敗すれば冷静な評価避けがたい」

韓国女子は厳しい大会に挑む【写真:Getty Images】
韓国女子は厳しい大会に挑む【写真:Getty Images】

パリ五輪アジア2次予選が行われる

 サッカー韓国女子代表は来年開催されるパリ五輪アジア2次予選の初戦で、10月26日にタイと対戦する。韓国はこれまでワールドカップ(W杯)には4度出場したことがあるものの、五輪には1度も出場がない。アジアには出場枠たった2つの狭き門で、韓国の総合ニュースサイト「news1」は“物足りなさ”を報じた。

 コリン・ベル監督率いる韓国は今年の女子W杯でグループステージ敗退。9月のアジア大会では準々決勝で北朝鮮に1-4で敗れた。同メディアは「すでに2度残念な涙を流したコリン・ベル号が史上初の五輪本選進出に向けた旅に出る」として「容易ではない関門だが、今回も失敗すれば冷静な評価を避けがたい」と、結果が出なければ国内での立場も危うくなるようだ。

 五輪の本戦は計12チームの出場で、アジアからは2枠のみ。32チームが出場できる女子W杯と比べるとかなり狭き門だ。W杯に4度出場している韓国も1度も五輪の舞台には立っていない。

 アジア2次予選では計12チームが4チームずつ3組に分かれて行われ、各グループ1位の3チームがベスト4トーナメントに進出。2位の3チームのうちでの1番が残り1枠に入る。ホーム&アウェーでトーナメントを行い、勝利した2チームが五輪切符を掴むことができる。

 日本女子代表はインド、ウズベキスタン、ベトナムと対戦するなかで韓国は、初戦の相手タイのほか、強豪の中国とアジア大会で完敗した北朝鮮と同居する。同メディアは「北朝鮮、中国は世界でも認められている強いチームで韓国より一枚上手」と見ている。

 中国には2015年に1-0で勝利した以降8年間3分6敗と勝利できておらず、北朝鮮には過去に1勝しかしたことがないという。

 同メディアは「最後の試験台」として、「史上初めて五輪本大会の舞台を夢見る韓国にとって、無条件に取らなければならない競技」「容易ではない挑戦だが、乗り越えなければならない」と“崖っぷち”であることを伝えていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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