「世界に目を向けなければ…」 中国、男女サッカーの劣勢状況に嘆き 「日本や韓国に苦戦」

中国メディアが男女代表の現状に嘆き【写真:Getty Images】
中国メディアが男女代表の現状に嘆き【写真:Getty Images】

アジア大会では日本女子が優勝、中国女子がベスト4、韓国女子がベスト8

 今年9~10月に中国・杭州でアジア競技大会が開催され、女子サッカーは日本が優勝した。同じアジアの韓国はベスト8、中国は日本に敗れてベスト4敗退となったなか、中国大手メディア「SOHU」は、日韓との差に目を向けている。

「中国と日本の差は拡大中。それは女子サッカーも同じ」

 このように見出しを打ち、日中韓のサッカー状況について伝えているのは、中国大手メディア「SOHU」だ。

「中国は代表チームだけでなく、クラブレベルでも日本や韓国相手に苦戦している。日本や韓国はヨーロッパでプレーしている選手も多く、(中国)代表チームが彼らに勝てないのは普通のことだ。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)に参加しているチームの一部は、海外遠征への十分なボーナスを受け、対戦相手にそこまで劣ることもないはずだ。しかし、ACLグループステージ第2節を終えて、中国のクラブは日本と韓国相手に1分2敗だ」

 記事では、まずは男子サッカーの現状に言及。劣勢に立っていることを認めたうえで、女子サッカーにも目を向けている。

「ただ、中国男子代表が日本と韓国と対戦する機会を手にする前に、中国女子代表が男子の仇を討つことができるので、中国ファンは特に悲しんでいない。2022年の女子アジアカップでは、中国が日本、韓国と破って優勝を果たした。もっとも、日本と韓国との対戦は非常に難しいものだ。アジア大会の準決勝、中国はU-20ベースの日本と対戦して敗戦。非常に見苦しいシーンとなった。中国男子と日本男子の差は歴然としている。では、中国女子と日本女子との差はどれくらいだろうか?」

 差を測るモノサシとして挙げられたのが、元日本女子代表監督の高倉麻子氏が率いる中国の上海農商銀行女子が、WEリーグのノジマステラ神奈川相模原とのトレーニングマッチ(45分×2本)で1-9と大敗を喫したこと。「中国女子サッカーにとって、世界のトップチームとの対決は貴重な財産でもあり、世界に目を向けなければ、ますます世界から引き離されてしまうだろう」と現状を受け止めていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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