PSGがムバッペ移籍阻止へ最後のオファー? “新たな1年契約”提示とスペイン報道「レアルは準備を進めている」
今シーズンでクラブとの契約が満了を迎える
フランス1部パリ・サンジェルマンに所属するフランス代表FWキリアン・ムバッペは、今シーズンでクラブとの契約が満了を迎える。2024年1月になれば、自由に他国のクラブとの交渉をスタートできることになるが、PSGがムバッペを引き留めるために最後のオファーを出すとスペイン紙「スポルト」が報じている。
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今シーズン終了後、いよいよムバッペは以前から希望していたスペイン1部レアル・マドリードへ移籍すると見られている。今夏の移籍市場でサウジアラビア1部アル・ヒラルへの移籍を拒否したムバッペは、すでに来夏のレアル入りが決まっているのではないかと報じられている。
PSGではリーグ戦の第2節から5節までの4試合で7得点を挙げたムバッペだが、直近3試合はノーゴールとなり、状態が心配されていた。しかし、フランス代表としては10月13日のオランダ戦で2ゴールを挙げて2-1の勝利の立役者になるなど、能力の高さを見せつけている。
そんなムバッペだが、あと約2か月半で移籍金ゼロの選手として他クラブと交渉が開始できることになり、その周囲が騒がしくなってきている。記事によれば「PSGは来週にも2025年までの契約延長に向けた最後のオファーを出す。もし合意しなければ、すべてのシナリオが起こり得るが1月の移籍市場での退団はなさそうだ」「ムバッペはパリに留まるかどうかを決断しなければならない。そして『ノー』となれば、PSGとの関係が切れることになり、2024年6月に自由の身となってドアを出ていける。ただし、さまざまな人たちが怒りを覚えることになる」と、伝えている。
最も不満を抱えることになるのは、PSGだろう。PSGは新たな1年契約と市場価値を大きく下回る契約解除金を盛り込むことになるオファーを提示するという。それはレアルのようなクラブであれば、問題なく契約を結べる金額であり、ムバッペに巨額を投じてきたPSGも満足できるという。また、レアルもPSGとの間にわだかまりを残したくないと感じているという。
ただし、PSGとの新契約を結ぶ場合はムバッペに不利益が生じる可能性があるようだ。「レアルは金銭面でこの計画を可能にするための準備を進めている。ムバッペは巨額のサラリーを下げるつもりはなく、さらに契約合意のボーナスも求めている。彼が新たな契約を結び、安価な契約解除金をマドリードが払うことになれば、選手は大型契約の一部をあきらめないといけない」と伝えている。
これまでの移籍市場でもPSG、レアルによるムバッペ争奪戦は常に話題になり続けてきたが、冬の移籍市場前にPSGは決着をつけることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)