浅野の突破から中村の一撃で日本がゴール、中田浩二氏が賛辞

　日本代表は10月13日に国際親善試合カナダ戦に臨み、前半だけで3ゴールをマークした。元日本代表DFの中田浩二氏が、3点目に絡んだFW浅野拓磨とMF中村敬斗を「凄い」「価値がある」と絶賛した。

　前半2分に混戦からDF毎熊晟矢がクロスを上げると、こぼれ球を拾ったMF田中碧がミドルシュートを決めて幸先良く先制。前半19分にはバイエルン・ミュンヘン所属のカナダ代表DFアルフォンソ・デイビスを守護神の大迫が倒してPKを献上するも、大迫が自ら止めてピンチを脱した。

　すると前半39分、日本が敵陣で中央から左に開いた浅野にボールを渡すと、中央へのボールに南野は追い付かなかったものの相手のミスを誘いオウンゴール。さらに前半42分、相手の最終ラインからボールを奪った浅野がそのまま敵陣をドリブルで打開し、ペナルティーエリア内で中村にラストパスを出すと、冷静に中村が蹴り込み3-0とリードを広げてハーフタイムを迎えた。

「ABEMA」で解説を務める中田氏は「浅野のプレー凄いですよね。ぶつかられても入れ替わる時もそうですけど、バランスが崩れないですよね。それだけ体幹が強い。全然崩れないですからね」と指摘し、浅野のパフォーマンスを高く評価した。

　さらに「よく中村を見ていましたし、中村も落ち着いていた。浅野のスピードに付いてきているだけでも価値がある。しっかり仕事をやり切るところまでやっているので素晴らしい」と、ゴールを決め切った中村も称えていた。